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地域における医療施設の計画
2004年3月 新建ちばVol.174掲載
 
新建千葉の皆様ご無沙汰をしております。事務局より近頃何をしているのか報告を
しなさいと「仕事ウォッチング」の原稿用紙が送られてきましたので、私のこの6年程
関わってきた医療施設について紹介いたします。

医療法改正に伴い新しい精神科の医療空間を求めて1998年に行なわれた
指名コンペにより私どもの提案が採用され、既存病院と道路上空連絡通路で
結ばれた新病棟が2000年7月に完成しました。
完成後既存病棟の患者さんを新病棟に移動し、既存病棟の改修と新棟の増築が
可能となりました。周囲を道路に囲まれた北側に住宅地のある狭い既存敷地内で、
患者さんの入院環境の改善、クリンルーム手術室の新設、外来部門の改善等の
他病院機能評価認定病院としてのさらなる改善等の様々なテーマについて
増改築計画を考え、併せて病院を使用しながらの工事の手順を計画し、02年7月に
別敷地に同時に設計をした精神科デイケアーセンターと共に完成をしました。

完成をして多くの人々や患者さんが便利で明るくなった病院を利用する姿を見て
ほっとしたのもつかの間、新病棟5階に将来増築予定を考え計画していた場所の
増築時期が早まり現在実施計画を終え、ゼネコンに見積依頼しているところです。
日本の医療行政や医療に対する市民の要求が大きく変化していることを改めて
実感しております。
(医療だけでなく建築や他の分野でも同様のことが起こっているようです。)


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