千葉県建築四会学生賞も14回目となりました。改めて関係者の皆様方の御支援・御協力に
感謝いたします。
今回は、千葉大に新設された都市環境システム学科と、千葉工業デザイン学科が初参加され
5大学9学科18作品となりました。昨年に続き、新たな時代の建築や都市について学生や市民と
ともに考えたいと「明日の建築家達と今日の建築家達」という視点で企画しました。
「明日の建築家達」は、会場の津田沼サンペデック・センターモール・イベント広場で公開審査会
を行い、夕方には賞が決定し作者名、大学名が公表されました。展示場所と審査の順番は
作品数が増えたため1、2階を使用し、場所による不公平さをなくすために「くじ」により決めました。
審査会場では熱心な学生の説明に感心して見守る他大学の学生や多くの市民の姿が見られました。
また、同会場で子供達を対象とした「図形づくりを楽しもうPart3」を昨年に引き続き開催し大盛況でした。
今回は各学科より2名の学生協力者をお願いし作品のみまわりと子供たちに混じりポリドロンづくりに
協力を頂きました。
高校生展示コーナーは、住宅、美術館、図書館等の作品の他、歴史的な建築の実測模型や
姫路城の模型が展示され市民の高い関心を集めていました。また、県立美術館に展示された
総合技術コンクール(建設製図部門)の受賞作品が展示されました。
「今日の建築家達」は、今回新たに企画された大学研究室コーナーに、住宅、美術館のコンペ作品、
まちづくり作品や健康、緩和ケア―等の研究作品、新設された学科の紹介等が展示されました。
会員作品コーナーは、市民生活に近い住宅、公共施設、障害者施設、神社等の会員作品を展示し、
建築相談コーナーでは、連日2名の各担当者が相談に当たりました。
変革の時代に、新たに大学を卒業する学生諸君には大変厳しい時代です。信用の代表格であった
銀行の不安、一部上場企業の退場、ゼネコンの再編・淘汰等大きく変化しています。
学生諸君にはこれを不安としてみるのではなく新たなチャンスであると考え、新しい時代に挑戦して
ほしいと思います。
終わりに、今回の展示会開催に厳しい経済環境の中で協賛を頂いた、津田沼サンペデック、
太陽工業、千葉コクヨ、東京電力、東京書籍、京葉ガス、大多喜ガス、東京ガス、千葉ガス、
千葉県耐震判定協議会、日本建築学会関東支部千葉支所の皆様に心より御礼申し上げます。
また、年度末の多忙中、学生賞に協力を頂いた四会連絡協議会各会担当者に感謝いたします。 |