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くりごと8
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「設監千葉」編集後記より
 
1999 Vol47(秋季号)
 9月の役員会決定により、四会学生賞等共通の記事の多い千葉設監広報委員会を開き
この度合同編集号が出来ました。
夏目会員が苦労されたJIA建築家名鑑も個人編と事務所編に分かれていますが、
建築家が社会的な活動をする為には個人(JIA)と組織(設監)が複雑に絡んできます。
JIA−CHIBA通信も会員向けの会報誌から、一般社会に向けた建築家の広報誌に転換し
JIAにしたいと思います。世の中の新時代に向け合併、リストラ等が流行していますが
JIA−CHIBAも例外ではないようです。発行が遅くなりましたが次号ではさらに充実した
ものにしたいと思います。広報委員会までご意見をお寄せください。
 
1995.3 Vol.38
 
今号の編集途中1月17日阪神大震災があり殆ど毎日深夜までテレビに釘付けで
寝不足状態が続いた。被害状況が判明するにつれて地震の大きさに驚くと共に、
耐震設計の重要さを再認識した。過去の地震による破壊状況と異なるRC造の中間階の
崩壊や、S造極厚ボックス柱の亀裂など、今までの常識では考えられない構造物の被害が多い。
地震の度に新たな設計基準ができるが、今回も新たな設計手法、設計基準、施工技術等の
開発がされなければの思いと、自然には勝てない人間の弱さを改めて思い知らされた。
 
1994.6.10 Vol.37
 春のゴールデンウィークも終り初夏の季節になりました。今号は、建築セミナーと
三会学生賞が中心の記事になりました。
学生賞の取材に行き感じたことですが、展示された
卒業設計のパネルを見て引込まれるような魅力のある作品が少ないと感じたのは
私だけでしょうか、学生らしい伸びやかな夢のある作品を期待していたのですが、今の時代
偏差値教育による平均的な横並びの教育の結果でしょうか?
 私事ですが、連休中15年ぶりにアメリカでフランク・ロイド・ライトの作品を見ました。
タリセアンイースト、ウエスト、落水荘、ニューヨーク近代美術館でのライト展等を見て改めて
ライトの設計姿勢、建築に対する情熱、現在見ても気持ちの良い数々の空間等、
天才建築家の仕事に感銘しました。一層設計者として精進したいと決意した次第です。
 一時100円/ドルを切るかと思われたが、改めて円の強い事に驚き、アメリカの物価の
安い事、ホテルでの食事は日本国内の半分の値段。国力のない国の円がこんなに強くて
良いのかなと単純に思いました。
 又、日本での混迷した政局情報は、滞在中にテレビニュースで見掛けず帰りJAL機内ビデオ
ニュースで法相辞任が最初でした。今年度予算の審議もせずにだらだらと時間を費やしている
無責任な政治に改めて怒りを覚えます。本当に日本人は我慢強い国民だと思います。
 今回で最後(来年から県主催)の第8回建築コンクールちば(士会主催・設監他後援)に
本会会員作品が多数入賞しました。37号の会員作品紹介は、入賞作品を紹介しました。
 
1994.1.25 Vol.36
 今号の編集に当たり「設監ちば」のバックナンバーを読み返してみたがこれがなかなか面白い。
特に新入会員の私には、1981年4月「設監ちば」8号にある「所長のくりごと」揃文(そろいぶみ)
に現在活躍されている各所長さん方が、当時若々しく建築家として活動されている様子が
はっきりと読み取れ、設監協会始動期の熱気が短いくりごとの中から伝わってきます。
 定款改正、会費値上げ等、設監協会も世の中の変化と共に新しい時代に向けて新鮮な
魅力のある協会にしなくてはなりません。当時の熱気を受け継いで更なる発展を願い、
時間が経つほどに面白くなるこの企画を次号にぜひ入れたいと思います。
 当協会の創立峙より広報委員会で長く活躍された北村会員が現在長野の病院で療養中です。
昨年12月の臨時総会で当協会の第1号の名誉会員に推薦されました。北村先輩のつくられた
精神を生かしながら委員で協力し良い広報を発行したいと思います。
 今号より各分野で活躍されている会員の紹介をしたいと考え、会員の作品紹介を始めました。
今回は身近な建築をテーマに紹介しました。1作品の紙面が少ない感じもしますが追々に
良くなると思いますので作品を広報委員会までお寄せください。

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